私たちIKSは新しい搬送用・転送ネジをお客様と共に製造、開発していきます。

新商品ニュース

炭素繊維 CF40% PPS樹脂、耐荷重性・耐摩耗性に優れた滑りネジを開発しました!

2020年3月24日(火)

IKSは、PPS+PTFE+GFナットの問題点であった限界ポイントを解消しました。
従来のPPS+PTFE+GFナットは連続運転距離(km累積)が限界値に近づくと、急激な温度上昇を伴って樹脂自身が溶融してしまう限界ポイントが存在していましたが、滑り特性を向上させるIKSの独自の手法により、この限界ポイントの無いCF(炭素繊維)+PPSナットを開発いたしました。
このナットは社内の走行距離テストにおいて、従来のナットの2倍以上もの性能確認が出来ました。

 

※CF40+PPSの耐久テストは300kmで一旦ストップしました。(破損しないが2倍の距離でカットして摩擦度確認)

特長

  1. 1. 耐久性 従来比2倍(社内比) 累積走行距離 300km以上を記録
  2. 2. 無潤滑で使用可能で、低騒音で低発熱
  3. 3. 軽量(15%軽量化できました。)

 

樹脂滑りネジは、油やグリースを使用しない無潤滑運転が可能なため、医療機器をはじめ、半導体製造設備、食品機械等に採用されていますが、その使用範囲は低負荷で破壊が生じても安全な用途に限定されていました。
しかし、新たにIKSが開発した「CF+PPSすべりねじ」は、剛性も高く限界ポイントが無いことにより、幅広い用途に応用が見込めるものとなりました。
今後、展示会等で、工作機械周辺設備の搬送装置、測定機器などへの適用をご提案するとともに、クリーン環境用途への販売拡大を図ってまいります。